ゼウスの物語F
ヨーロッパは彼女の名前
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ヴェロネーゼ『エウロペの略奪』
イオとゼウスの孫、アゲノルはフェニキアの王となった。 彼は、3人の男の子と一人の女の子の父親となった。 女の子の名はエウロペ。 可憐な姫君だった。 ある日、エウロペが侍女と海辺で遊んでいると、いつの間にか白い美しい牛がそこにいた。 牛が大人しいのを良い事に、乙女らは花で飾り立てた。 お転婆なエウロペは牛の背に乗って遊ぼうとした。 その途端、牛は猛スピードでその場を立ち去り、エウロペを乗せたまま、クレタ島まで泳いだ。 クレタ島といえばゼウスが生まれ育った島。 ゼウスは今度は自分が牛に化けていたのだ。 ゼウスは自分が生まれ育った洞窟を花で飾り壁掛けをかけ、エウロペを花嫁として迎えた。 彼女はここで人間として生まれたどの女性でも得られないような栄誉を手にした。 エウロペは英語で言うと「ヨーロッパ」。 彼女の子孫は、エウロペの名にちなんだ土地に住み、ゼウスとの間に出来た3人の子供たちはそれぞれ偉大な王になった。 そしてエウロペの最大の幸福は、ゼウスの正妻ヘラにばれなかった事だ。 続く エウロペの兄カドモスの物語に行く |
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